完成から今年で38年目になるため、マリナードという名前はすっかり定着していますが、その名前の由来は何なのか、気になりました。
歴史をさかのぼって調べてみると・・・
1970年代当時、川の埋め立て・市営地下鉄の開通・首都高速道路計画など、関内周辺の開発が進んでいました。
そんな中、関内の地下に横浜市が所有する地下スペースができたので、そこを人々が通れる商店街にしてはどうかということで、関内近辺の企業などが資金を出し合って地下街商店街を管理運営するために「横浜中央地下街株式会社」を作ったそうです。
会社の設立は1973(昭和48)年3月で、横浜市から土地を借りて伊勢佐木町と馬車道をつなぐ地下街を作ることになりました。




店会の愛称だそうです。
「横浜中央地下街」というのは、社名としては問題ないのですが、商店街の名前としては、一般のお客様には日常的な感覚で受け入れやすくないのではと、愛称を作ることになったそうです。
まずは商店街の出店者の方々にお知恵を拝借し、そして一般に公募することになりました。
1977(昭和52)年4月10日に「My name is・・・・」というタイトルで、ポスターを作って、地下街愛称の募集を始めました。

「マリナード」とはどういう意味なのでしょうか?
疑問に思ったので聞いてみたところ・・・
「マリン(海)」と「プロムナード(散歩道)」を合成した造語で、ミナト・ヨコハマらしい地下街、港につづく散歩道を意識して名付けられたものとのことでした。

約4700通もの中から選ばれた「マリナード」という愛称。名付けられてから38年目になる今日でも、親しまれて使われています。